NECのAndroidタブレット「LifeTouch L」、手書きペンやLTEに対応

LifeTouch L

　NECは8日、10.1型Androidタブレット「LifeTouch L」において、手書き操作可能なペン対応モデル、高速インターネット接続が可能なLTE対応モデルを発売した。価格はペン対応モデルが6万1300円（税別）、LTE対応モデルが8万1300円（同）。それぞれ5月21日、6月上旬より出荷を開始する。

　ペン対応モデルは、軽さ約595gで、手書き感覚で入力できるペン入力機能を搭載したのが特長。標準装備のタッチペンを使うことで、顧客への対面での商品紹介時などに印をつけながらの説明が可能となる。電子書類への手書き入力やアンケート項目へのチェックなども手軽に行える。

　ペンの筆圧感知機能やペン脇のボタンへの各種操作の割り当て機能などにより、各種アプリケーションも効率よく活用できるほか、ペン専用モードに切り替えることで、画面に手を置いた状態でもペンのみに反応し、紙に書くように手書き入力できるなどの工夫を凝らした。

　同モデルについては、大和証券が新たな営業サポートツールとして4000台採用。従来のノートPCから置き換え、商品説明時の営業端末として活用する。また、同端末とスマートフォンを組み合わせた新しいサービスの準備も進めているとのこと。

　一方のLTE対応モデルは、LTE通信モジュールを搭載し、高速なインターネット接続を実現。テレビ電話や商品カタログの高速ダウンロードなど快適なデータ通信を可能にする。テレビ会議でのハウリングを低減するエコーキャンセル機能も搭載したとのこと。

　なお、新製品は用途にあわせてカスタマイズが可能。出荷時にセキュリティ設定や端末専用化の設定などを行った上で手にすることができる。