ネットワーク・セキュリティ機器のポリシーを自動最適化する「AlgoSec」

　図研ネットウエイブ株式会社は28日、セキュリティポリシーマネジメントスイート「AlgoSec」の販売を開始した。

　AlgoSecは、ネットワーク上にあるさまざまなベンダーのセキュリティデバイスのルールを、セキュリティナレッジベースや実際のルール稼働状況から解析し、最適なセキュリティポリシーを生成する製品。管理・運用を効率化することで、例えばファイアウォールの変更管理に費やされる時間を最大60％、ファイアウォールの監査に要する準備時間を最大80％削減するという。

　具体的には「AlgoSec BusinessFlow（アプリ中心のセキュリティポリシー管理）」「AlgoSec FireFlow（セキュリティポリシー変更管理の自動化）」「AlgoSec Firewall Analyzer（ネットワークセキュリティポリシー分析）」の3つのコンポーネントで構成される。

　「AlgoSec BusinessFlow」は、アプリ中心のセキュリティポリシー管理を実現する。機能としては、コネクティビティ要件の自動ポリシー化、ネットワーク変更によるアプリ利用のインパクト分析、アプリコネクティビティの可視化、ポリシーやアクセス制御リストの解析とマッピング、変更に対する証跡管理などを備える。

　「AlgoSec FireFlow」は、セキュリティポリシー変更に伴う提案、設計からリスク分析、適用、検証、監査までのワークフロー全体を自動化する。機能としては、セキュリティポリシー変更ワークフローの自動化、コンプライアンス・リスクを考慮したルール変更の分析、インテリジェントな変更管理、ポリシープッシュ、不正変更の防止などを備える。

　「AlgoSec Firewall Analyzer」は、複雑なセキュリティポリシーを「Deep Policy Inspection（DPI）」技術によって解析し、可視化と管理性を提供する。機能としては、DPI技術によるルール解析と最適化のほか、セキュリティポリシーの可視化と変更のモニタリング、業務への影響を考えたポリシー強化、監査・コンプライアンスレポ―tの自動生成などを備える。

　提供形態はソフトウェアまたは仮想アプライアンスとなり、ライセンスでの販売となる。評価ライセンスも用意する。