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テックウインド、Xeon Phiを8枚搭載できるサーバーシステム

 テックウインド株式会社は21日、インテルのコプロセッサ「Xeon Phi」を最大8枚搭載できるサーバーシステム「NOWing SERVER for HPCフラッグシップモデル」(以下、HPCフラッグシップモデル)を発表した。5月上旬より販売開始する。

 「HPCフラッグシップモデル」は、HPC向けのコプロセッサであるXeon Phiを、1サーバーに最大8枚(1U)まで搭載できるハイエンドサーバーシステム。2スロットのPCI Express(PCIe)拡張カードを8枚搭載可能な、4Uラック型の2ソケットサーバー「Supermicro SuperServerシステム 4027GR-TR」をベースに提供される。

 最大8枚のXeon Phiを利用することで超並列計算処理が可能になり、高度な並列処理を必要とするアプリケーションのパフォーマンスが向上するとのこと。

 また今回は、Xeon Phiを4枚搭載した「NOWing SERVER for HPCプロモデル」(以下、HPCプロモデル)も同時に発売する。こちらは、4Uタワー型サーバー「Supermicro ワークステーション 7047GR-TPRF」をベースにしてしている。

 価格は、「HPCフラッグシップモデル」が830万円(税別)から、「HPCプロモデル」が480万円(税別)から。なお新製品はいずれも、最大61コアを備えた「Xeon Phi 7120P」を搭載するが、カスタマイズにより、他のXeon Phiへ変更することも可能とした。

石井 一志