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佐川急便、配達した申込書などを効率的に回収する新サービス

 佐川急便株式会社は4日、株式会社ウイングが展開するコールセンターオペレーションシステムを活用し、飛脚特定信書便を組み合わせた「信書回収サービス」を開始した。

 申込書類などの回収業務が伴う事業者では、回収率の向上が課題になっている。これまでは、申込書と返送用の封筒を送付しても、開封から申込書の記入、返送手続きまで消費者側の行為にゆだねられており、これが回収率の低さと時間の経過による機会損失を招いているという。

 信書回収サービスは、佐川急便が送付用と回収用の送り状を往復専用の梱包資材に添付して発送し、配送完了後に完了データをコールセンターへリアルタイムに送信。消費者の在宅率が高いタイミングでフォローコールを行い、記入方法から回収手配までサポート。同時にコールセンターから佐川急便へ回収指示を投げることで、最短で配達日翌日の回収を実現する(7月21日からは当日回収が可能とのこと)。

運用フロー

 記入後の書類は信書に該当するため、飛脚特定信書便にて預かる。同サービスを利用する事業者は、消費者側の手間を省き、かつ配達から回収までのリードタイムを短縮することで成約率の向上にもつながるという。

川島 弘之