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FJM、SMB向けのクラウド型セキュリティサービス「BSTS」

 株式会社富士通マーケティング(FJM)は、中堅中小企業(SMB)向けのクラウド型セキュリティサービス「BSTS(ビステス)」を3月より提供する。併せて、セキュリティサポートを目的とした組織も新設し、SMBのセキュリティ対策をワンストップで支援する。

 自社運用する必要がなく初期費用を抑えつつ、月額サービスで必要な時に必要な分だけ利用できるのが特長。従来の「マルウェア対策」に「資産管理」「Webフィルタリング」「Web改ざん検知」を加えた4サービスを提供する。

 「マルウェア対策」では、FJMが感染状況を監視・通知。感染拡大時に専門スタッフを派遣する。価格は500円(税別)/台。

「資産管理」では、PC・スマートデバイスを一括管理。ネット経由で端末のセキュリティチェックや紛失時の対応などが可能となる。価格は450円(税別)/台。20台から利用可能。

 「Webフィルタリング」では、ALSI製品を活用し、PC・スマートデバイスから未許可・有害なサイトへのアクセスを防止する。価格は300円(税別)/台。10台から利用可能。

「Web改ざん検知」では、セキュアブレイン製品を活用し、Webサイトを定期チェック。改ざんが見つかったら管理者に通知する。価格は1万円(税別)/1サイトから。

 SMBではセキュリティ人材不足も予想されるため、セキュリティサポートを目的とした「FJMセキュリティサポートセンター」も新設する。各プロダクトに精通したスペシャリスト約100名の技術部門と連携し、ユーザー企業のインシデント対応を行う。さらにセキュリティ診断、コンサルティング、セキュリティポリシー策定、教育・訓練などのセキュリティ対策をワンストップで支援するという。価格は個別見積もり。

「FJMセキュリティサポートセンター」概要図

 2016年度の売上100億円を目指す。

川島 弘之