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フォーティネット、DDoS対策アプライアンスを国内提供へ

最上位となるFortiDDoS-2000B

 フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は18日、DDoS対策アプライアンス4製品「FortiDDoS」を、2014年第2四半期に国内で販売開始すると発表した。

 「FortiDDoS」は、100%ふるまいベースでの検知を行うDDoS攻撃ミティゲーション(緩和)エンジンを搭載したアプライアンス。正常なアプリケーションの動作をベースラインとして定義し、その基準からはずれるトラフィックを監視する仕組みで、攻撃が開始されるとそれを異常として検出し、即座に緩和を行うという。

 ミティゲーションエンジンでは、コンテンツではなくパターンや狙いに基づいて攻撃を特定・緩和するため、シグネチャを必要とせず、ゼロデイ攻撃にも高い対応力を持つ。またアプライアンスには、DDoS攻撃の検出・緩和を行うためのカスタムASIC「FortiASIC-TP2」が搭載されており、より多くの種類の攻撃の検出できるほか、同様のDDoS攻撃対策製品と比べて10倍の速度を実現したとのこと。

 ラインアップは、「FortiDDoS-400B」「FortiDDoS-800B」「FortiDDoS-1000B」「FortiDDoS-2000B」を用意する。それぞれ最大スループットは4Gbps、8Gbps、12Gbps、24Gbpsで、FortiDDoS-1000B/2000Bでは10Gigabit Ethernet(GbE)のインターフェイスも搭載している。

石井 一志