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アクロニスとウイングアーク、データ転送を高速化するDRソリューション

 アクロニス・ジャパン株式会社(以下、アクロニス)とウイングアーク株式会社は26日、Acronisのバックアップ/リカバリソリューションである「Acronis Backup&Recovery 11.5」と、ウイングアークの高速データ転送ツール「CLOUD TRANSPORTER」を連携させ、ディザスタリカバリ(DR)ソリューションを提供すると発表した。

 ネットワーク経由でフルバックアップデータを遠隔地に移動、あるいはコピーする場合は、データ量によっては長時間かかってしまうことが課題とされてきた。また、ブロックベースの増分バックアップであっても、バックアップ対象が多数となった場合、同様の課題が発生する。

 今回、両社が提供するソリューションでは、「Acronis Backup&Recovery 11.5」によるシステムバックアップから生成された、遠隔地でリストア可能なバックアップ/アーカイブデータを、「CLOUD TRANSPORTER」により高速転送することで、こうした課題を解決するという。

 また、ソフトウェアで実装可能なため、オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウドなどの環境を選ばずに、DRソリューションとして導入できる点もメリットとしている。

 販売は両社から行う予定で、アクロニス側では、ディストリビューターであるソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、ネットワールドや各リセラー企業を通じて販売する。一方のウイングアーク側では、直接、あるいはパートナー企業を通じて販売するとのこと。

石井 一志