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日立Sol、指静脈認証で打刻するタイムレコーダー、なりすましを完全防止

 株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は20日、指静脈認証を活用した勤怠打刻ソリューション「静紋(じょうもん) タイムレコーダー」を発売した。指静脈認証により本人が確実に認証し、なりすましを防止する確かな就業管理を実現する。価格は、3万2550円。

 日立Solでは、2006年11月から指静脈認証システム「静紋J300」を提供し、PCや業務アプリの認証強化などに幅広く適用してきた。今回は、PC1台から手軽に利用できる出退勤打刻機能を備えた「静紋 タイムレコーダー」を提供する。

 PC1台にソフトをセットアップするだけのスタンドアロン版で動作し、サーバーは不要。ソフトのセットアップ後は指を登録するだけで利用を開始できる。偽造が極めて困難で、貸し借りのできない指の静脈情報を利用した生体認証のため、代理などの不正打刻を防止し、就業状況の正確に把握できるようにする。

 既存の就業管理/人事給与システムなどに合わせた打刻情報ファイルの出力フォーマットを、設定ファイルをカスタマイズするだけで作成できるため、既存システムとのデータ連携も容易。

導入イメージ

 ユーザー数に依存しない価格体系も特徴。「静紋 タイムレコーダー」のソフトを利用する端末数に比例した価格体系なので、従業員の増加するごとにライセンスを買い足す必要はない。

 なお、システム規模に応じて、サーバー上でデータを一元管理するサーバー版も用意。スタンドアロン版は指静脈情報100本まで登録可能で、サーバー版は制限なしとなる。対応OSは、Windows 7 SP1以降、Windows 8/8.1。価格は、静紋J300装置×1台とソフト×1ライセンスで3万2550円。

川島 弘之