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CLOMOユーザーのスマートデバイス利用実態、アイキューブド調べ
(2014/2/19 17:48)
株式会社アイキューブドシステムズは19日、2013年11月~12月に実施したCLOMOユーザー調査結果を踏まえ、スマートデバイス利用実態報告を公開した。
CLOMO は、モバイルプラットフォームとして、スマートデバイスの法人導入から活用に必要な運用・管理・活用環境を提供するサービス。そのユーザーのスマートデバイス利用実態を調査した。調査対象はユーザー企業350社、回答社数は161社。
スマートデバイス導入の目的(複数回答)としては、「外出先でのメール対応(78%)」「営業ツール(55%)」「社内システムへのアクセス(53%)」が上位を占めた。多くの企業が「社外業務の効率化」へ期待を寄せていることが分かる。
スマートデバイス導入の課題(複数回答)としては、「紛失などの危険性(77%)」「情報漏えいなどのセキュリティの不安(75%)」「管理者側の運用管理にかかわる負担(55%)」が多く選ばれた。主に「セキュリティ」と「運用管理」に対する課題意識が多いようだ。
BYODについても調査したところ、「すでに導入済み(21%)」「導入を予定し計画を進めている(14%)」「検討を行った結果、導入しないと決めた(19%)」となった。調査対象の約半数が検討済みで、そのうち35%が導入を進めているようだ。アイキューブドシステムズでは「BYODは実際に導入へ踏み込む企業は限定的と推測していた。実際には、導入に向けた現実的に検討している企業も少なくないよう。ただし、実際に導入した企業と導入を見送った企業がほぼ同程度存在することから、BYODを業務に導入する抵抗感も少なからずあるようだ」としている。
スマートデバイスのOS選定(複数回答)では、「iPad(91%)」「iPhone(48%)」「Androidスマートフォン(24%)」「Androidタブレット(15%)」という結果に。Androidの「コスト」に関するメリットよりも、iOSの「セキュリティ」に関するメリットを重視する企業が多いのではとしている。
現在導入しているスマートデバイスの配布部署(複数回答)では、「ほぼ全部署」に配布していると見える企業が全体の39%だった。配布職種は「全社員(37%)」「職位に関係なく目的に沿って配布している(48%)」だったことから、企業の約8割がスマートデバイス全社展開に移行中なのではとしている。