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NTTソフト、クラウドとビッグデータの両分野でビジネスを強化

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)では、4月1日より、クラウドとビッグデータに関するビジネスを強化すると発表した。NTTソフトが両分野で培ってきた基盤技術を迅速にビジネス化し、市場に投入できる体制を整備するという。

 このうちクラウド分野では、顧客企業のビジネス課題に基づいたコンサルティングを行い、セキュリティを重視したプライベートクラウド環境と、経済性を求めるパブリッククラウド環境、また、これらを組み合わせたハイブリッドクラウド環境の構築・運用・保守を実施するとのこと。

 このため、サーバー、ネットワーク、ストレージなどの資源の仮想化により、柔軟かつ効率的な運用を可能とする次世代ITインフラ(Software Defined Infrastructure)に取り組み、NTTソフトが強みとしてきたセキュリティ、モバイルを生かしたクラウドサービスの提供を目指す。

 一方のビッグデータ分野では、NTTソフトが以前から取り組んできた音声・映像などに関する大量データ処理に加えて、リアルタイム分析基盤「Jubatus(ユバタス)」などの高度な分析技術を活用し、ビッグデータから新たな価値を生み出すソリューションを提供する考え。

 なお実際のビジネスについては、クラウド分野をクラウド事業部(新設)が、ビッグデータ分野をメディア事業部がそれぞれ担当するとのことだ。

石井 一志