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NRIセキュア、組織内CSIRTの構築・運営支援サービス

 NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)は13日、「組織内CSIRT支援サービス」を提供開始すると発表した。

 CSIRT(Computer Security Incident Response Team)とは、企業などの組織内で、コンピュータセキュリティ関連の問題に対処するために設立されるインシデント対応チームのこと。このサービスでは、組織内CSIRTの構築、運用、評価における全方位的な支援サービスを提供するという。

 サービス提供にあたっては、顧客企業の状況にあわせて個別にサービス内容を提案する。具体的には、CSIRT構築を検討するにあたり、顧客企業の現状とあるべき姿を確認した上で、NRIセキュアが持つベストプラクティスや各種ガイドラインとあわせてギャップを抽出。それを考慮した構想策定を通じて、その企業に適したCSIRTを構築するための計画作りから支援する。また、意思決定に必要な情報を整理するほか、計画に基づいた実装も支援できるとした。

 一方、組織内CSIRTを一定の機能で運用開始している企業についても、見直しや強化に関する支援を提供する。NRIセキュアが培ってきたインシデントマネジメントの経験から企業の課題を整理し、運用中のCSIRTに不足している機能を各企業のニーズにあわせて補うとのこと。例えば、「企業の組織内での実装を支援する」「NRIセキュアがサービスとして提供する」といったケースが考えられるという。

 価格は個別見積もりだが、目安としては1000万円から。NRIセキュアでは、2014年度中に約10社の受注を目指している。

石井 一志