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TOKAIコミュニケーションズ、DaaS基盤に「Citrix NetScaler MPX」を導入

 マクニカネットワークス株式会社は30日、株式会社TOKAIコミュニケーションズが、同社の扱うシトリックスのアプリケーションスイッチ「Citrix NetScaler MPX」を導入したと発表した。これにより、VDI環境へのセキュアリモートアクセスを実現したという。

 TOKAIコミュニケーションズでは、Citrix XenDesktopを基盤とするクラウド型仮想デスクトップサービス「Cloud Desktop Service」を2013年1月より提供開始している。DaaSとしては後発になるCloud Desktop Serviceは、先行する競合サービスに対して明確な優位性を打ち出す必要があったという。

 具体的には、しっかりとしたセキュリティの確保が必須だったほか、低価格を実現するために、コストを抑えながら高品質のサービスを提供することが必須とされていた。そこで、さまざまな製品を検討した結果、NetScaler MPXが採用されたとのこと。

 NetScaler MPXでは、ICA Proxy機能によって、クライアントとNetScaler MPXの間でのセキュアな通信が可能。さらに、同時接続ユーザー数に応じたライセンス課金が不要なことから、SSL-VPN機能を持つ他製品と比べ、かなりの低コストでリモートアクセスを実現できたという。さらに、Webコンテンツ圧縮などの高速化機能や、運用支援機能などを備えており、将来的な「Cloud Desktop Service」の強化も可能な点も評価された。

石井 一志