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Office 365やGoogle Apps利用時のセキュリティを強化する「HDE One」

 株式会社HDEは23日、クラウド型コラボレーションサービスのセキュリティを強化する「HDE One」を、同日より提供開始すると発表した。Office 365、Google Apps for Business、Salesforceなど、主要なサービスと組み合わせて利用すると、エンドユーザーの利便性とセキュリティを同時に担保しつつ、IDやセキュリティポリシーの一元管理を実現できるという。

 「HDE One」は、各種クラウド型コラボレーションサービスと組み合わせて利用できるセキュリティサービス。大きくは、1)アクセスセキュリティ、2)デバイスセキュリティ、3)メッセージングセキュリティの3つの機能から構成される。

 1)では、アクセス元のIPアドレスや端末情報を組み合わせてログインの可否を判定したり、ワンタイムパスワードを利用した二要素認証を導入したりできるようになる。また、Office 365、Google Apps for Business、Salesforceへのシングルサインオン環境も構築できるため、ユーザーの利便性も向上するとした。

 2)では、AndroidやiOS端末向けのセキュアブラウザを提供する。Webアプリケーションやメールの本分、添付ファイルの中身などを閲覧することはできるが、端末へファイルをダウンロードできないため、端末の紛失・盗難時でも情報漏えいを防止できるという。なお、セキュアブラウザはGoogle PlayやApp Storeからダウンロードできる。

 3)では、メールの一時保留、メール監査、添付ファイルの暗号などによるメール誤送信対策機能や、送受信メールのアーカイブ機能を提供。メールからの情報漏えいを防ぐとのこと。

 参考価格は、200ユーザー規模の場合で、1ユーザーあたり年間6000円。HDEでは、2015年末までに、100万ユーザーへの導入を目標としている。

石井 一志