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日本オラクル、ソーシャルメディア管理SaaSの日本語対応を強化

 日本オラクル株式会社は20日、クラウド型ソーシャルメディア管理アプリケーション「Oracle Social Relationship Management」のグローバル対応を強化したと発表した。英語、中国語、ポルトガル語、スペイン語といった各言語に加え、日本語、ロシア語、韓国語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、オランダ語の7カ国語への対応が強化されている。

 「Oracle Social Relationship Management」は、ソーシャルメディアにおいて、企業と顧客のコミュニケーションを支援するSaaS。Facebook、TwitterやGoogle+といったソーシャルメディアチャネルを通じて、企業が自社のブランドや製品のファンを増やすとともに、そうしたファンとの良好な関係を維持することで、カスタマーエクスペリエンス向上を実現できるよう支援するという。

 このサービス自体は、2013年10月16日に日本でも提供開始されていたが、企業の持つ複数のソーシャルメディアチャネルを統合管理し、適切なチャネルを選択して計画的な投稿を行える機能「Oracle Social Marketing」のみが日本語に対応していた。

 今回のグローバル対応強化では、ソーシャルメディア上のデータを収集し、チャネルを横断して自社ブランド、製品や競合に対する顧客の声をモニタリングする機能「Oracle Social Engagement and Monitoring」も、新たに日本語に対応している。

 これにより、文脈意味解析エンジンや探索型分析機能を生かして、日本語でもソーシャル上のコメントや投稿を分析できるようになるため、日本市場における消費者の認識を把握し、マーケティング活動に役立てられるとのこと。

石井 一志