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ログ検索など強化したクライアント運用管理ソフト「SKYSEA Client View」新版

 Sky株式会社は14日、クライアント運用管理ソフトの新版「SKYSEA Client View Ver.9」を発表した。同日より販売を開始する。

 「SKYSEA Client View」は、資産管理、ソフトウェア資産管理(SAM)、デバイス管理、ログ管理、セキュリティ管理といった機能を包括的に備えるクライアント運用管理ソフト。オプションとして、遠隔地にあるPCのリモートメンテナンスを行える機能や、Windows Server向けの監査機能、モバイルデバイス管理(MDM)といった機能も提供している。

 今回の新版では、ログ検索、ソフトウェア配布、リモート操作などの機能で改善を行った。具体的には、データサーバーに保存される操作ログデータを約1/6に圧縮し、さらに多くのログを保存できるようにしたほか、検索ロジックを見直し、操作ログの検索速度を約3倍に高速化している。

 またソフトウェア配布では、マルチキャスト方式による一斉配布をセグメントごとに行えるようにしたため、通信量を軽減。リモート操作機能でも、転送する画面の画質調整や減色対応を事前に設定しておくことで、データ転送量やCPU負荷を軽減できる。さらに、リモート操作時のディスプレイ上の操作がなめらかになったことにより、回線が細い環境でも、クライアントPCのメンテナンスをスムーズに行えるとしている。

 加えて今回、従来のデバイス管理を拡張し、SDカード、DVD-RAM、MOディスクの台帳管理にも対応。メディアごとの使用禁止、書き込み禁止などの使用制限も設定できるようにした。また、登録可能台数も最大9万9999台に増加したほか、登録時間も約1/20に短縮されたという。

 このほか、対応環境を拡大しており、Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Mac OS X 10.9 Mavericksや、iOS 7を搭載したiPhone/iPadを新たにサポートしている。

石井 一志