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TIS、ECMソリューション「Alfresco」のワンストップサービスを提供

 TIS株式会社は14日、エンタープライズコンテンツ管理(ECM)ソリューションを手掛けるアルフレスコ・ジャパン株式会社(以下、アルフレスコ)とパートナー契約を締結したと発表した。これに伴いTISは、オープンソースソフトウェア(OSS)の文書管理/ECMソリューション「Alfresco」関連サービスの提供を開始する。

 Alfrescoは、オフィス文書、画像、写真、図面、動画、音声など、さまざまな種類の情報を統合的に管理できるソフトウェアプラットフォーム。企業内に存在するコンテンツを一元管理することで、コンテンツのライフサイクル管理を支援できるとのことで、OSSのため開発・拡張の自由度が高く、低コストで導入可能な点も特徴という。

 TISではすでに、自治体向けのLGWANオンラインストレージサービス「iNFORAGE」のプラットフォームとしてAlfrescoを採用。サービス展開を開始しているが、今回はさらに、情報資産の有効活用と業務効率の向上を支援するサービスを開始することにした。

 具体的には、Alfrescoの導入に関する企画・コンサルティングからカスタマイズ、システム導入、運用・保守サポートまでをワンストップで支援する体制を整備し、ユーザー企業の要望に応えて提供する。

 例えばコンサルティングでは、効率的な業務文書の管理・共有・活用など、企業の目的に合わせた活用方法を提案するほか、コンサルティングに基づき、各企業の課題を解決するための最適なシステム設計、運用設計などを行う設計サービスも用意した。

 また、これまでの実績やノウハウを生かして、利用シーンに合わせたカスタマイズ/構築に対応。円滑にサービスを利用するために、ユーザーおよびグループ登録、権限設定などの導入作業も支援する。さらに、障害監視や障害復旧、Alfrescoベンダーサポートへの問合せなど、保守サポートも組み合わせて提供するとのこと。

 TISでは、こうしたAlfresco関連サービスについて、2015年度末までに15社の導入を目指している。

石井 一志