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シマンテックのストレージ管理ソフト新版、ローカルSSDをキャッシュとして利用可能に

 株式会社シマンテックは7日、ストレージ管理ソフト「Storage Foundation」の新版「同 6.1」を同日より提供すると発表した。ローカルのSSDをキャッシュとして利用する機能などにより、パフォーマンスの大幅な向上を実現している。

 Storage Foundationは、ストレージのパフォーマンスや可用性を向上させる統合管理ソフト。今回の新版では、重要なアプリケーションの稼働環境を把握し、アクセス頻度が高いホットデータのみをローカルのSSD上にキャッシュする「SmartIOテクノロジー」を搭載した。これを利用すると、従来型の二次ストレージと比べて、パフォーマンスを最大400%向上するという。また、この機能はハードウェア構成やOSの種類に依存しないため、企業はストレージインフラを自由に選択できる点もメリットとした。

 加えて、サーバーからリモートサイトにあるストレージにアクセスする場合においても、あたかもローカルにあるストレージにアクセスしているような感覚で利用できる「FSS(Flexible Storage Sharing)テクノロジー」を搭載。安価なコモディティハードウェアを利用可能なことから、ストレージコストを最大80%削減できるとしている。

石井 一志