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オンプレミスのOracle Database環境をAWSへ移行するソリューション

 株式会社ワイ・ディ・シー(以下、YDC)は12日、Oracle Database環境をオンプレミスからAmazon Web Services(AWS)のクラウド環境へ移行する、データベース移行ソリューションを発表した。短期間でのデータベース移行を可能にするため、移行作業の効率化を図れるという。

 今回提供するソリューションは、YDCのデータベース災害対策ソフト「Standby Express」を利用し、オンプレミスからAWSへのデータ移行を行うもの。手作業で行っていた、従来のデータベースのエクスポート/インポート処理とは異なり、システムを稼働させながらデータベースを移行でき、システムの切り替えに伴う停止時間についても1時間程度で済むという。

 また、ソフト側が自動でデータベースの複製と同期処理を行うため、移行漏れのリスクがなく、煩雑な作業の手間を削減できるとした。

 YDCでは今後、24時間365日の稼働が要求されるコンシューマ向けWebサイトの移行や、基幹システムを移行しようとしても、停止時間に制限があるために移行に踏み切れていないグローバル企業などを対象に販売を進める考えで、初年度に50システムの販売を見込んでいる。

 また今後は、2014年4月をめどに、SQL Serverへの対応を予定しているとのこと。

石井 一志