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「C++Builder XE5」、C++言語でのiOSアプリ開発に対応

 エンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発ツール「C++Builder XE5」のアップデート版を提供した。アップデート版では、iOS向けアプリ開発もサポートする。「C++Builder XE5 Enterprise」以上、またはC++Builderを含むスイート製品「RAD Studio XE5 Professional」以上の既存ユーザーは無料。「C++Builder XE5 Professional」の既存ユーザーは、「Mobile Add-on Pack for C++Builder XE5 Professional」(5万6000円)を別途購入することで、アップデート版の新機能が利用できる。

 今回のアップデート版提供により、C++開発者がPC向けアプリケーション開発のノウハウや既存のコードを活かして、C++の言語機能を用いたプログラミングを行い、モバイルアプリケーション開発に取り組むことが可能になる。

 アップデート版では、C++Builder ARM最適化コンパイラを搭載しiOSアプリのネイティブ開発ができるようになる。画面サイズの異なるiPhone、iPod touch、iPad向けのユーザーインターフェイスをドラッグ&ドロップ操作で設計する。また、企業のバックエンドシステムとモバイルアプリをつなぐ、DataSnapという多層技術をモバイルアプリから利用できるようになる。ジャイロ、GPS、カメラ、加速度センサーといったデバイスサービスやセンサーを利用したアプリの開発も可能。iOS APIへのアクセスもサポートする。

 同社では、「RAD Studio XE5 Enterprise」以上をオンラインストアで購入すると、先着20名にNexus 7がもらえる「Buy Enterprise, Get Nexus 7」キャンペーンを実施している。

川崎 絵美