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日立Sol、O2Oマーケティング支援する小売り向けクラウドサービス「ReBee」

 株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は14日、O2O(Online to Offline)マーケティングを支援する小売業向けのクラウド型ソーシャルCRMサービス「ReBee」を発表した。11月15日より提供開始する。

 「ReBee」は、スマートフォンやタブレット端末、SNSを活用しO2Oマーケティングを実現する、小売業向けのソーシャルCRMサービス。商業施設や店舗のマーケティング担当者が、顧客個人の趣味や嗜好にあったクーポンなどの情報を発信できるほか、その使用状況をキャンペーン別にトレース分析して、商業施設や店舗のO2Oマーケティングを支援するという。

 その施設・店舗などの顧客は、スマートフォンに電子会員カードとなる無料のアプリケーションをダウンロードするだけで、店舗からのお知らせやクーポンの受け取りが可能になるため、会員カードの利便性が向上する点がメリット。メールマガジンやダイレクトメールとは異なり、店舗では顧客のクーポン取得の有無を把握できるほか、カスタマイズにより電子スタンプカードも利用可能という。

 施設・店舗向けのアプリとしては、タブレット端末に対応した「ReBee Tablet」を用意する。顧客がReBee Cardに表示されたクーポンを選択することで、店員はタブレット端末でクーポンの利用情報を取得可能。また、カスタマイズにてタブレット端末でのクレジット決済も行えるようになるとした。

 さらに施設・店舗には、クーポンなどのキャンペーン管理や顧客管理を行うためのプラットフォーム「ReBee S-CRM」を提供する。マーケティング担当者は、性別や年齢などから特定の顧客を抽出し、電子クーポンを簡単に配信できるほか、クーポンの取得や利用状況を閲覧し、キャンペーンの効果を把握できるとのこと。

 サービス利用料は、月額52万2900円から。初期設定や導入支援作業は個別見積もりとなる。なお日立ソリューションズは、関連事業を含めて、2015年度までに30億円の売り上げを目標としている。

石井 一志