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Excelで簡単分析――マイクロソフトがソーシャルメディア分析サービス「GARNET」

 ジー・サーチと日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)は、Excelをフロントエンドに使用するソーシャルメディア分析サービスをWindows Azure上に展開、「ソーシャルメディア分析サービス GARNET」として、11月18日より提供する。

 FacebookやTwitterといったソーシャルメディアから発信されるさまざまな情報を蓄積・収集・分析するサービス。ユーザーはExcelから直接、同サービスに接続できるため、ほかのMicrosoft Office製品との連携も容易。分析からレポート作成までが大幅に効率化されるとしている。

 また、ジー・サーチが保有する日本最大級のビジネス情報データベースやビッグデータ、ならびに顧客が保有するデータとの相互連携も可能。例えば、ソーシャルメディアでのつぶやき件数と商品売上の相関関係を分析できるほか、各種調査データを分析パラメータに加えることで、より精度の高い分析も可能となる。

 特長は、使い慣れたExcelによる分析のため、特別なトレーニングが不要な点、必要なグラフだけをPowerPointやWordに転記できるため、誰でも簡単にレポートが作成できる点、サーバーからデータをダウンロードしExcelファイルに保存すれば、オフラインでの分析作業も可能な点、加えて、アカウント分析とリスニング評価を1つのツールで行えるため、運用作業負荷を低減できる点などを挙げている。

サービス概要

 主な機能は、Facebookページ分析、Facebookページ投稿分析、Twitterアカウント分析、Twitterリスニング、ジー・サーチデータベースサービス連携と顧客保有データ連携はオプション機能となる。

画面イメージ

 価格は、初期費用が10万円、サービス利用料が月額10万円から、もしくは年額98万円。オプションは個別見積もり。サービス利用料にWindowz Azureの利用料が含まれる。マイクロソフトは今後3年間で5億円の売り上げを目指す。

【お詫びと訂正】
初出時、ジー・サーチ社の社名を誤って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。

川島 弘之