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テラスカイのSkyOnDemandとウイングアークのBIダッシュボードが連携

 ウイングアーク株式会社と株式会社テラスカイは24日、テラスカイのSaaS型データ連携サービス「SkyOnDemand」が、ウイングアークのクラウド型BIダッシュボード「MotionBoard for Salesforce」との連携に対応すると発表した。この連携機能は、11月10日に提供開始される、SkyOnDemandの次期バージョンより利用可能になる。

 SkyOnDemandは、Salesforce、Amazon Web Services(AWS)、Google Apps、Windows Azureといったクラウドサービスと社内の基幹システム間のシステム連携、あるいはクラウドサービス間のデータ連携を、ユーザー自身が簡単に設定できるSaaS型の連携サービス。一方のMotionBoard for Salesforceは、Salesforceに蓄積されたデータを現場担当者や経営者などが見やすい形で提供するBIダッシュボードサービスである。

 今回の連携では、パブリッククラウドや社内の基幹システムに蓄積されたデータを、SkyOnDemandを利用してクラウド上にあるMotionBoard for Salesforce専用のデータストレージへ統合。MotionBoard for Salesforceを用いてこれらの情報をマッシュアップさせ、必要とされる重要指標を、PCやタブレット端末などで閲覧できるようにする。

 Salesforceの画面上でMotionBoardが1つのタブとして機能するため、必要とする情報をSalesforce上で容易に閲覧可能。Salesforce標準のレポートやダッシュボード、MotionBoardでも表現できなかった、あるいは個別開発で高価な費用がかかっていたRFM分析、管理会計で必要とされるBS/PL、クロス集計表の取り込みなどを、汎用的な機能として実現できる。

 また、システムがすべてクラウド上で利用できるため、シンプルに利用できる点も特徴で、コスト面でも初期投資を抑えてリーズナブルに始められるとのこと。

石井 一志