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B-EN-G、“協働”作業のためクラウドサービス「Business b-ridge」を拡充

「チームマネジメント」と「サービスデスク」を新たに提供

 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)は16日、企業や組織の枠を超えた創造的コラボレーションを実現するためのサービス「Business b-ridge」において、2つの業務アプリケーションを提供すると発表した。

 「Business b-ridge」は、データ作成、文書作成、情報交換といったいつもの業務から、企業や組織の枠を超えて創造的コラボレーションを実現するためのクラウドサービス。Windows Azureをプラットフォームとして利用し、製造業のグローバルSCM・受委託業務向けの「サプライチェーンコラボレーション」と、品質保証業務向けの「品質保証コラボレーション」が提供されている。

 今回提供される2つの業務アプリケーションは、複数社との共同プロジェクト活動を実施しているプロジェクトリーダー、事務局担当者の協働ワークを改善するためのもの。複数のサプライヤーや関係者との共同業務は、課題や進ちょくの管理表、議事録、調査報告書などをメールで送受信しながら進められることが多い。しかしこのやり方では、複数社の取りまとめや最新情報の共有、管理表間の整合性といった点で問題が多発する恐れがあり、また専用システムを利用しようにも、導入期間やコスト、導入後の業務変化への対応といった問題がある。

 そこで「Business b-ridge」に、課題管理・進捗管理・会議運営の連動と日常業務の可視化を支援する「チームマネジメント」と、問題報告・調査・対応・回答までの一連の協働ワークを迅速・正確に実現する「サービスデスク」を追加することで、こうした課題を解決するとのこと。

 サプライヤーとの共同利用と進ちょく状況の随時確認に対応するほか、マネジメント用の文書を業務の進捗に合わせて統合的に管理できるため、各社資料の情報整理の事務作業から解放され、本来目的とするコア業務に注力できる点もメリット。しかも、設定のみでアプリケーションを業務に合わせることができるため、短期立ち上げと運用中の業務変化への迅速な対応が可能としている。

 なお今後は、協働設計に利用できる「エンジニアリングコラボレーション」、社内の総務業務に向けた「総務業務コラボレーション」などを開発していくとのこと。

石井 一志