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コアマイクロシステムズ、スケールアウトに対応したIaaSインフラ構築ソフトを販売

 コアマイクロシステムズ株式会社は18日、ベルギーCloudFoundersと技術・販売提携すると発表した。これに伴い、IaaS構築ソフト「CloudFrames vRun」、およびそのアプライアンスサーバーを12月より国内で販売開始する。なお、アジアの一部地域向けにも、同様の契約を近日中に締結する予定とのこと。

 CloudFrames vRunは、クラウドインフラ(IaaS)を構築するすべてのレイヤをオールインワンでパッケージ化したソフト。仮想アプライアンスとしてVMware ESXi上で動作し、シングルノードでも最大200の仮想マシンが動作するほか、ノードを並列化してリニアに規模を拡張できるスケールアウト型のアーキテクチャも特徴という。

 ストレージについては、仮想マシンを中心としたストレージ管理を採用し、階層キャッシュ技術と、次世代データ保護技術であるErasure Coding、重複排除、シンプロビジョニングなどをサポートした。またノード間で、スナップショットベースのレプリケーションを仮想マシン単位で行えるため、拠点/広域でのディザスタリカバリ(DR:災害対策)にも対応する。

 現在、対応サーバーとしてCisco UCS C240 M3シリーズ、DELL R720xdシリーズのほか、Super MicroやQuantaなどが挙げられており、今後、富士通、IBM、NEC、日立、東芝、HPなどのサーバーにも順次対応していく予定。

 予定価格は、CloudFrames vRunのソフトが135万円(税別)から。また、「vFRAME Edge」「同 ENTERPRISE」「同 DATA CENTER」「同 VDI」「同 BIG DATA」といったリファレンスアプライアンスも販売されるが、こちらはすべてオープン価格となっている。

石井 一志