ニュース

リコー、液晶やバッテリを搭載したオールインワン型のビデオ会議端末

 株式会社リコーは18日、ビデオ・Web会議サービス「RICOH Unified Communication System(UCS)」の端末ラインアップに、モバイル型の「RICOH UCS P1000」を追加し、10月28日より提供開始すると発表した。

RICOH Unified Communication System P1000の使用時【左】と収納時【右】

 「RICOH UCS P1000」は、リコーが提供する遠隔ビデオ会議サービス「RICOH UCS」を利用するための専用モバイル会議端末。10.1型の液晶ディスプレイ(1024×600ドット)とバッテリを内蔵しているので、プロジェクタなどの表示操作がない場所や、電源の確保が難しい工場内・店舗内などでも、ビデオ会議を行えるという。またカメラは、水平画角170度の超広角タイプを搭載し、広範囲の情報を伝達可能なほか、180度の回転機構も搭載しており、背面情報も映せるとのこと。

 会議は標準で20拠点と接続でき、同時4拠点の表示に対応。PCとUSBで接続すれば、PC画面を相手と共有可能で、同じ画面を見ながら会議を行えるため、効率的なコミュニケーションを実現するとしている。

 さらに、本体を起動して接続先をコンタクトリストから選ぶだけでコミュニケーションを開始できるので、従来のテレビ会議システムのように、事前に双方の会議室を予約するといった手間は必要ない。

 バッテリ駆動時間は2時間、重量は約1.3kg。サイズは280×215×29mm(幅×奥行き×厚さ)。

 価格は、1年間無償保証の標準モデルが12万8000円(税別)、2年間の保守が追加された安心3年モデルが14万8000円(税別)となっている。このほか、RICOH UCSの料金が別途必要になり、例として、1~3台購入時の「リコー UCS サービス料金 シングルフラット15」では、1台あたり月額1万5000円(税別)、100台以上購入時の「リコー UCS サービス料金 シングルフラット6」は、1台あたり月額6000円(税別)となっている。

石井 一志