ニュース

中外製薬、経営管理基盤として「Oracle Hyperion Planning」を採用

 日本オラクル株式会社は17日、中外製薬株式会社が、予算管理アプリケーション「Oracle Hyperion Planning」を導入して管理会計基盤を構築したと発表した。すでに稼働を開始している。

 経営管理の一環として「Value Based Management」を取り入れている中外製薬では、このさらなる具現化の一環としてOracle Hyperion Planningを導入。主要21製品および、これら製品群の500以上の適応症などを軸とした製品別損益構造の可視化とともに、研究開発からライフエンドにいたるまで、製品ライフサイクル全般における収益およびコスト構造の可視化を実現した。

 製品選定にあたっては、経営環境に応じた管理要件変更の柔軟性や優れた操作性、導入実績が高く評価され、Oracle Hyperion Planningが採用された。

 なお、この新経営管理システムにより、事業計画編成の効率化および精度の向上を実現。さらに、シミュレーション機能の活用を通じて、より戦略的な経営上の意思決定に資する財務データの作成を実現した。加えて、既存の財務システムからのデータ収集を効率化し、タイムリーな経営情報の提供を可能にすると同時に、データの正確性と可視性も確保したとのこと。

石井 一志