クレオネットワークス、クラウド型BPMツールにウイングアークのダッシュボードを統合するオプション

　株式会社クレオネットワークスとウイングアーク株式会社は17日、法人向けクラウドサービス分野における戦略的業務提携を提携を発表した。これに伴いクレオネットワークスは、自社のクラウド型BPMツール「BizOne/BizPlatformシリーズ」に、ウイングアークのクラウド型情報活用ダッシュボード「MotionBoard」を統合。SaaS型の「BizPlatform ダッシュボードオプション」として販売する。

　BizOne/BizPlatformシリーズは、簡易的なレポート機能を搭載しているものの、より短時間で業務課題を把握し、解決のための意思決定を行えるようにするため、蓄積されたデータの高度な分析・集計機能と、より視覚的に業務状況を把握できるダッシュボード機能が求められていた。

　今回提供する「BizPlatform ダッシュボードオプション」では、実績ログをグラフィカルに見える化できるグラフ機能や、データの明細を素早く表示できるOLAP機能、過去データの参照、比較や差分情報を抽出するため過去データを記録するスナップショット機能などを提供。さらに、指定された日時ごとに定期的な実績報告やメール配信を行ったり、重要な指標を集めたダッシュボード画面を作成したりすることもできる。

　これにより、業務進ちょくとパフォーマンスをリアルタイムで把握して、マネジメント層によるタイムリーな判断・意思決定を支援できるようになるとのこと。

　なお、大規模業務の業務管理ツールとして導入実績を持つBizOne/BizPlatformシリーズにMotionBoardを統合することで、特に大手企業向けに、両社サービスの導入を拡大するため、相互に販売・技術面の協力を行う考え。サービスは2013年末までに開始される予定で、両社では、2015年度末までに60社への導入を目指して取り組みを進める。