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AWS、スタートアップ企業を支援する無料パッケージ「AWS Activate」

 米Amazon Web Services(AWS)は10日、スタートアップ企業がより簡単にAWSのクラウドサービスを利用できるよう支援する無料パッケージ「AWS Activate」を提供開始したと発表した。AWSクレジット、トレーニング、開発サポート、スタートアップコミュニティフォーラム、そしてサードパーティからの特別提供などが含まれている。

 「AWS Activate」は、スタートアップ用に体系化されたリソースパッケージ。小さく始め、柔軟に拡張できるAWSのクラウドサービスを、スタートアップ企業が有効に利用できるよう支援するのが目的という。

 具体的なラインアップには、2つのパッケージが用意されている。1つ目の「セルフスターター・パッケージ」はあらゆるスタートアップ企業に適応できるもの。一方の「ポートフォリオ・パッケージ」は、アクセラレーターやインキュベーター、シードファンド、起業家の団体など、特定の分野に適合する。

 「セルフスターター・パッケージ」では、AWSの無料利用枠や、1カ月のデベロッパーレベルのAWSサポート、テクニカルプロフェッショナルトレーニングと、1回分のself-paced AWS Training labのクレジットが提供される。

 また、「ポートフォリオ・パッケージ」では、Amazon EC2やS3など多くのサービスで利用できるAWSプロモーショナルクレジット、最長1年間のビジネスレベルのAWSサポート、AWSテクニカルプロフェッショナルおよびAWSエッセンシャルトレーニング、4回分のself-paced AWS Training labsのクレジットなどが提供される。

 さらに両パッケージとも、スタートアップフォーラムへアクセスできるため、AWSの技術者やほかのユーザー企業と、ベストプラクティス情報を交換できるとのこと。さらに、特定のサードパーティ製品の値引きなども提供するとしている。

石井 一志