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日本HPとデロイトトーマツ、SOC構築まで見据えたセキュリティコンサル

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は11日、デロイトトーマツリスクサービス株式会社(以下、デロイトトーマツ)とセキュリティリスクコンサルティングサービスを提供すると発表した。企業の情報資産をあらゆるセキュリティ脅威から守るべく、北米で展開している両社の取り組みを日本市場に拡大するもの。SOC(Security Operation Center)の構築まで見据えた支援を行う。

 クラウドが普及拡大する現在、企業に求められるセキュリティは複雑さを増している。APTなどサイバー攻撃が巧妙化することに加え、内部不正まで考慮に入れたリスクマネジメントが重要になっている。

 このような背景を受け、SIEM(セキュリティ/イベント管理)ツール「HP ArcSight」を提供する日本HPと、セキュリティ戦略立案やSOC構築支援などを提供するデロイトトーマツが手を組み、統合的なリスクコンサルティングを実施する。

 具体的に、日本HPがHP ArcSightのシステム構築を担当。デロイトトーマツがHP ArcSightの最適な導入を支援するため、「サイバーセキュリティ戦略立案およびSOC構築支援サービス」を提供する。同サービスは、「セキュリティ戦略の立案」「課題対応方針の策定」「構想計画書作成」「各種要件定義書・設計書作成」などのステップから構成。セキュリティ上の課題解決に向け、組織の全体最適な戦略・ロードマップ策定から具体的な設計まで広範囲にカバーするという。

川島 弘之