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FJM、中堅中小市場向けクラウドファイルサーバー「AZCLOUDファイルサーバ」

 株式会社富士通マーケティング(FJM)は、中堅中小市場向けのクラウドサービス「AZCLOUD(アズクラウド)」のラインナップを拡充し、SaaS型のクラウドファイルサーバサービス「AZCLOUDファイルサーバ」の提供を開始した。

 AZCLOUDファイルサーバは、中堅中小企業でも“使いやすく、リーズナブルで、安心できる”をコンセプトに、システム技術者や運用管理者が不在でも、すぐに使えるクラウドファイルサーバー。ブラウザーからユーザーを登録するだけで利用が可能。ウェブ上でのファイル管理の標準プロトコルであるWebDAVに準拠しているため、OS標準の機能であるWindowsエクスプローラーやMac Finderで利用できる。

 個人フォルダー、グループフォルダーに対して容量制限(クォータ)が設定可能で、利用者の使いすぎを抑制し、ディスク容量の効率的な運用が可能。削除したファイルはいったんゴミ箱に格納され、利用者側で自由に復元できる(7日間保持)。

 運用サポートについては、24時間365日のサポート窓口を提供し、クラウド環境の構築から運用までFJMがサポートする。

 容量に応じて幅広いレンジの価格帯を実現しており、大容量のファイルサーバー(最大10TB)が利用可能。インターネット通信はSSLにより暗号化し、ストレージに保存されるデータも暗号化技術で厳重に保護される。万が一の災害に備えて、遠隔地のデータセンターにバックアップし、データセンター障害時にもデータ復旧可能な「遠隔地バックアップオプション」も提供する。

 料金は、初期費用19万8000円、月額4万9800円から。遠隔地バックアップタイプは月額6万4800円から(いずれも税別)。

三柳 英樹