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KCCS、クラウド型運用管理サービス「GreenOffice Unified Cloud」がAWS環境の統合管理に対応

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は7日、クラウド型統合運用管理サービス「GreenOffice Unified Cloud」がAmazon Web Services(AWS)のクラウドサービスに対応したと発表した。11月よりメニューが拡大される。

 GreenOffice Unified Cloudは、IaaS環境を提供するだけでなく、そうしたクラウド環境の統合的な運用を行える、クラウド型統合運用管理サービス。KCCSが開発したクラウド管理コンソール「クラウドマネージャ」を介して、必要なITリソースや運用管理機能を利用できるという。

 今回はこのサービスが、新たにAWSのクラウド環境に対応し、新たに、マルチクラウドの統合管理サービスとしてリニューアルした。具体的な機能としては、今回、AWSにおけるインスタンスの稼働状況表示と操作機能が提供される。アクセスキーを複数利用している場合は、それらの一元管理にも対応。また、AWSインスタンスの監視(死活、ポート、リソース、ログ)、運用管理(インシデント管理、問題・課題管理、作業・メンテナンス管理)の機能が用意される。

 価格は、AWSのインスタンス管理が1インスタンスあたり月額2000円(税別)から、AWSの標準監視機能が月額5000円(税別)から。KCCSでは、GreenOffice Unified Cloud全体で初年度に4億5000万円の売り上げを見込んでいる。

 なおKCCSでは、AWS Partner Network(APN)にコンサルティングパートナーとして加入しているため、AWS環境の構築や、AWS Direct Connectを利用した閉域網接続も提供可能。こうした、ユーザーのニーズに応じたインテグレーションをあわせて提供できる点を強みとして訴求していく考えだ。

石井 一志