NTTデータGSL、SAP HANAの販売・導入・サポートをワンストップで提供

　株式会社NTTデータグローバルソリューションズ（以下、NTTデータGSL）は26日、独SAP AGのインメモリコンピューティング製品「SAP HANA」に関して、販売およびサポート認定を取得し、SAP HANA製品の販売、活用・導入、サポートサービスをワンストップで提供できるようになったと発表した。SAP HANAのワンストップ提供を実現したのは、日本で初めてという。

　SAP HANAに関連した具体的なサービスとしては、まず、「SAP HANA POC（仮説検証）サービス」を提供する。これは、NTTデータGSL内に設置したSAP HANA環境を用いて、顧客企業のシステムにSAP HANAを導入した場合の性能や移行検証を、活用ノウハウの保有者が短期間で行うサービス。こうして導入効果の仮説検証を行った上で、実際の導入計画を策定する。

　2つ目の「SAP Business Suite powered by SAP HANA活用・導入コンサルティングサービス」は、SAPのERP製品であるSAP Business SuiteでSAP HANAを活用した場合のビジネス効果を、顧客企業とともに見極め、実際の導入をサポートするもの。技術検証において、決算処理に必要なバッチ処理時間が、従来型データベースの数十分の一になったケースもあるという。

　また「SAP HANA活用・導入コンサルティングサービス」では、高速なインメモリデータベース基盤かつインデータベースアナリティクス製品として、SAP HANAをシステム構築に活用する際の導入をサポートするとのこと。