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マクニカネット、Citrix NetScalerの新可視化機能「HDX Insight」を提供

 マクニカネットワークス株式会社(以下、マクニカネット)は18日、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(シトリックス)が提供するアプリケーションデリバリーコントローラ「Citrix NetScaler」の新機能「HDX Insight」の提供開始を発表した。

 これまでNetScalerの「ICA Proxy」機能を使用し、Citrix XenDesktop/XenApp環境と各種クライアント端末をセキュアにつなぐリモートアクセスの仕組みを提案してきた。新機能は同環境の運用を新たな視点で最適化する。

XenDesktop/XenApp環境でパフォーマンス低下が発生した場合、管理者はクライアント・サーバー・ネットワークなどを幅広く確認する必要があり、問題を特定するための切り分けに時間がかかってしまう場合があった。HDX Insightは、Citrix独自の仮想化技術により、サーバー側/クライアント側それぞれのネットワークの遅延や、ユーザーが起動しているアプリケーションや起動回数・起動時間など、さまざまなデータを一元的に収集する。ユーザー単位やアプリケーション単位でリアルタイム分析ができるため、管理者の問題切り分けにかかる負担を大幅に軽減できるという。

 対応機器は「Citrix NetScaler MPX/VPX/SDX」、対応ファームウェアは「NetScaler 10.1移行」。

 マクニカネットは今後もアプリケーション配信の最適化を主軸に、国内の各種企業のネットワークにNetScaler導入の提案を積極的に展開するとともに、XenDesktop/XenApp環境の最適化という切り口での提案も強化するとしている。

川島 弘之