OSK、Excelファイルの取り込みなどを可能にした顧客管理ソフト「SMILE CRM」新版

　株式会社OSKは9日、顧客管理ソフト「SMILE CRM」の新版「SMILE BS 2nd Edition CRM Rel.2」、高生産ツール「SMILE BS 2nd Edition Custom AP Builder Rel.2」を10月18日より販売開始すると発表した。

　「SMILE CRM」は、オリジナルの入力画面や出力帳票を簡単かつ自由に作成できるCRMソフト。今回の新版では、Excelで作成されたファイルをシステムに取り込んで利用できる「Excelファイル取込機能」が追加された。利用したいExcelファイルのシートや取り込み範囲を細かく指定できるので、マトリクス入力された売り上げや注文データを取り込み、伝票データとして活用可能という。

　さらに、個別のアンケート結果を自動で集計するなど、定型の個別ファイルを一気に読み込み、面倒な集計作業を効率化できることから、あらゆるExcelフォームのデータを幅広く活用できるとしている。

　また、管理する物件や組織・品目などを、エクスプローラのようなツリー形式で表示・検索できる「ツリー表示検索機能」を搭載。階層を持たせることで、分かりやすく検索も容易になるので、マスター検索、社員検索、FAQ照会、ナレッジ検索、応対履歴管理システムの構築などに最適としている。

　一方の「SMILE CAB」は、ウィザード形式の画面から必要項目を設定していくことで、アプリケーションが構築でき、容易にデータの集計・加工を行えるツール。今回の新版では、「SMILE CRM」の新機能に加えて、ワークフローツール「eValue NSワークフロー」と連携した申請承認業務用のアプリケーションを構築できるという。

　商品マスター、見積もり、入出金伝票などの登録・修正・削除に申請・承認機能を付与することで、不要なデータ登録、誤った修正・削除の防止が可能になるほか、上長の確認を経た各種契約といった運用が可能になる。