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博報堂とアイウェイズ、顧客や商品・店舗の分析などを行えるクラウド型BIサービス

 株式会社博報堂と株式会社博報堂プロダクツ、アイウェイズ株式会社の3社は2日、クラウド型データ分析ツール「HAKQEN(ハッケン)」を提供開始すると発表した。クリックテック・ジャパン株式会社のBIツール「QlikView」をクラウド化し、容易に利用できるようにしている。

 「HAKQEN」は、企業が保有するビッグデータを簡単に分析・可視化できるサービス。多様な分析を行えるQlikViewをクラウド環境から提供するので、事前にハードウェア環境を用意することなく、手軽に分析を開始できるという。

 また、これまでに培った、プロモーション領域でのノウハウを生かし、PDCAを促進するさまざまな分析テンプレートを50個以上用意しているのも特徴。このテンプレートをユーザー企業が選択することにより、短期間・低コストでのデータ分析を実現できる。

 中でも、流通・小売業や飲食業など顧客カード、ポイントカードを保有する企業や、通販業や保険業といった、顧客ひとりひとりの販売データを保有する企業で、より深度のある分析を行えるとしている。

 さらに、自社データと、博報堂グループが提供するマーケティングデータやPOSデータなどを組み合わせて分析する有償オプションも用意された。

 価格は、初期費用が50万円、月額費用が20万円から。

石井 一志