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アシスト、サーバーの特権ID管理ソリューションを強化~棚卸し業務を自動化可能

 株式会社アシストは28日、サーバーアクセス管理ソリューション「特権ID管理ソリューション」において、さまざまな業務システムの特権ID棚卸業務をエージェントレスで自動化する「ID棚卸機能」を提供すると発表した。

 「特権ID管理ソリューション」は、不正ログインの可能性を排除するために、承認フローを経由して業務サーバーへアクセスする特権IDのパスワードを貸し出し、利用者にはパスワードを通知せずに自動ログインさせるソリューション。今回提供する「ID棚卸機能」は、これをさらに強化するために、3月に発表した「ID棚卸キット」を利用し、特権IDの棚卸作業の効率化を図るものである。

 具体的には、特権IDサーバーと各業務サーバーから特権ID情報をエージェントレスで自動収集し、特権IDの突き合わせ作業を自動的に実施することで、不正作成、削除漏れ、休眠状態の特権IDを発見し、不正利用を防止する。また、監査対応で必要なID棚卸業務を効率的に実施できるので、セキュリティレベルの維持にも有効とのこと。

 価格は200万円(税別)からで、別途、年額30万円(税別)のサポート料金が必要となる。

 なおアシストでは、「特権ID管理ソリューション」のベース機能となる特権ID貸し出しに「ID棚卸機能」や「ログ突合機能」(8月発表)が追加されたことで、より強固なリスクコントロールを実現するだけでなく、状況に応じた段階的な強化が可能になったとしている。

石井 一志