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シトリックス、ソリューションを体感できるエグゼクティブ・ブリーフィング・センターを開設
(2013/8/27 15:29)
シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は27日、同社の霞が関オフィス内に開設されるエグゼクティブ・ブリーフィング・センター(EBC)を、8月28日のオープンに先駆けて、報道関係者を対象に内部の様子を公開した。
EBCは、シトリックスのソリューションに関する情報を提供するとともに、デモを通じて、同社のソリューションが体感できる施設。これまでに米国のカリフォルニアとフロリダのほか、インドのバンガロール、フランスのパリに開設。日本は4カ国目の開設となる。
また、今回のEBC開設にあわせて、日本でもエグゼクティブ・ブリーフィング・プログラムを開始することになる。同社によれば、「このプログラムは、シトリックスが提供する最新のモバイルワークスタイルを肌で感じることができるもの。さまざまな業種の顧客や、シトリックスのビジネスパートナーが利用できる」という。
シトリックスのマイケル・キング社長は、「過去5年間の日本におけるシトリックスの平均成長率は約30%となっている。また、日本のパートナーは約400社に達し、約2万7000社の顧客がある。こうした高い成長を続けてきた実績をもとに、将来に対する投資を日本で行える環境が整った。今回のEBCはその成果といえる」とコメント。
米Citrix ワールドワイドマーケティング担当バイスプレジデントのデビッド・ジョーンズ氏は、「EBCは、シトリックスと顧客およびパートナーが、より深い関係を築き、シトリックスのソリューションに対してより深い理解を得てもらうための場となる。新たなソリューションを体験してもらえる場になる」とした上で、「日本は大きな市場であり、重要な市場であるが、これまで、やるべきことに対して、不足していた部分があった。それは多くの日本の顧客やパートナーに米国のEBCにまで来ていただいていたことでもわかる。日本の顧客やパートナーから、日本にEBCを開設してほしいという声が高まってきた。それに対するスタッフがそろってきたことも、今回のEBS開設につながっている」と述べた。
EBCでは、マルチデバイスデモに対応したワイド型マルチスクリーンや、最新のビデオカンファレンスシステムを備えたブリーフィングルームなどを用意。さらに、シトリックスの社員がモバイルワークスタイルを実践しているフリーアドレスオフィスを隣接する。ここでは、Xen Desktopによる仮想デスクトップに接続して日常業務を行い、GoToMeetingやShareFileなどを活用したコラボレーションを行っているシーンなどを見学することもできる。
なお、ジョーンズバイスプレジデントは、日本に続き、ドイツのミュンヘンにもEBCを開設する計画を明らかにした。
「エグゼクティブ・ブリーフィング・プログラムは年間160回実施されており、そこから6億ドルのビジネスが創出された。来年度は、東京とミュンヘンにEBCが開設されることから、EBCによるビジネス創出で20%増を目指す」と、この目的を説明している。
さらにシトリックスでは、トレーニングセンターなどの設備もリニューアルし、パートナーおよび顧客に対する支援体制を強化する。
トレーニングセンターでは、新たなラボ演習用の端末として、最新のHDX ReadyのWyseシンクライアントを配備。完全仮想化したラボ環境に接続できる。ラボ環境には24時間365日アクセスでき、トレーニングのカリキュラムごとに仮想化されたワークロードがプロビジョニングされ、実習を行える。同時に、同センターの活用を通じて、国内の教育機関における仮想ソリューションの採用を促進することも狙うという。
また、コンピテンシーセンターもリニューアルし、ソリューションパートナーやアライアンスパートナーが持つソリューションとの相互稼働環境を検証できるようにしている。