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JBAT、インメモリ型DBでBIツールの分析を高速化する「分析アクセラレーター」

 JBグループの事業会社であるJBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は8日、BIツール「WebReport 2.0 Smart」のオプション製品として、分析の高速化を支援するソフト「分析アクセラレーター」を発表した。株式会社高速屋のインメモリ型データ処理エンジン「高速機関」を内部に採用しているという。

 「WebReport 2.0 Smart」は、簡単に経営分析、顧客分析などの分析が可能なBIツール。基幹系/情報系へのデータ照会だけでなく、データ編集機能、カスタマイズ可能なグラフ表示機能、Excelとの連携機能などを標準搭載している。また、iPad、Androidタブレット、Windowsタブレットからの利用も可能で、より活用シーンが拡大した。

 今回発表された「分析アクセラレーター」は、「WebReport 2.0 Smart」での分析の高速化を支援するソフト。インメモリ型データ処理エンジン「高速機関」を内部に持ち、データの検索・集計処理の高速化を実現する。JBATによれば、「WebReport 2.0 Smart」と組み合わせて利用することで、従来よりも約30倍~100倍の速さで、分析結果をユーザーの画面上へ表示できるという。

 これによって例えば、取引先との商談の席で、タブレット端末から“今の在庫数と原価を確認した上でどこまで交渉が可能か”といった、迅速な意志決定をその場で行えるほか、欠品発生時には“代替品にはどんな品があり在庫はいくつか”など、機会損失を回避する提案ができるようになるとのこと。

 なお、「分析アクセラレーター」は、JBCC株式会社を中心としたJBグループで販売し、初年度に50本の販売を目標としている。価格はオープン。

石井 一志