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内田洋行、教育機関向けのクラウド型ライセンス管理支援サービス

 株式会社内田洋行は6日、大学などの教育機関に向けて、クラウド型ソフトウェアライセンス管理支援サービス「ライセンス・スイートプラン」を同日より提供開始すると発表した。

 「ライセンス・スイートプラン」は、ソフトウェアライセンスの購入から、学内への配布・運用管理まで、ラインセンス管理業務を一貫して提供する、クラウド型のソフトウェアライセンス管理支援サービス。主に大学や自治体で実績のある、内田洋行のASP型IT資産管理サービス「ASSETBASE」を中核に、ソフトウェアの配布提供システム「Download Station」、アセスメントやコンサルティング、運用支援などの管理業務の委託サービス「SAM N@Vi」を組み合わせて提供する。

 Download Stationは、IT資産管理部門が各ソフトウェアメーカーから事前に一括購入したライセンスを一次的に保管するシステムで、大学内の教職員や学生が、必要なソフトウェアをここからダウンロードして、PCなどへインストールすることができる。これによってIT資産管理部門は、利用者へのソフトウェア配布などにおける管理業務の負荷が軽減されるほか、Download Stationから個別にダウンロード・インストールされたソフトウェアの履歴情報を常時管理可能になるという。

 さらに、ASSETBASEで管理するIT資産管理台帳の情報と、Download Stationの情報を関連付けられるため、IT資産管理部門は、ソフトウェアライセンスを常に正確かつ効率的に管理できるようになるとした。

 このほか「ライセンス・スイートプラン」では、SaaS型の「ライセンス調達発注管理システム」と「ライセンス購買履歴管理システム」も無償で提供するとのこと。

 なお、サービスの提供範囲は、ユーザー企業の必要に応じて選択可能。例として、ダウンロードサイト構築、Download Station基本ソフトウェア、カスタマイズソフトウェア、インストーララッピング、導入作業、マスタ設定作業、登録作業といった範囲の場合、300万円(税別)からとなる。

石井 一志