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NVC、米NIKSUNのネットワークモニタリング製品を販売

 株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(以下、NVC)は、ネットワークモニタリング製品などを提供している米NIKSUNと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴いNVCでは、同社製品の国内提供を開始する。

 NIKSUNのリアルタイムネットワーク監視ソリューションは、ネットワークのトラブルシューティングやセキュリティにかかわる侵入検知・防御対策を“見える化”によって補完するもの。ネットワークのあらゆる動きを記録し、インシデントが起こった際のトレーサビリティを確保可能なほか、アプリケーション再構築機能を利用し、前後の動きや手法などから、確実な証拠として確認できる点が特長という。

 さらに、しきい値の監視により、トラフィックの疑わしい動きや異常をリアルタイムに検知し、外部からの攻撃だけでなく、内部の不正行為もモニタリングできる。

 性能面では、Gbpsクラスの高速ネットワークでも、全パケットをリアルタイムに記録でき、大容量ストレージに長期間のデータを保存するので、過去にさかのぼった分析や調査を行えるとしている。

 具体的な製品としては、ネットワーク性能監視・管理用アプライアンス「NetVCR」、ネットワークセキュリティ・フォレンジック用アプライアンス「NetDetector」などを提供する。

 なおNVCでは、こうした特長を持つNIKSUN製品を、取り扱っているネットワーク/ネットワークセキュリティ製品群の中に加えることで、自社の製品ポートフォリオを強化したい考えで、大手企業、通信事業者、サービスプロバイダ、官公庁・大学などに販売し、初年度に1億円の売り上げを目標としている。

石井 一志