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協立機電工業、産婦人科向け医療システムの運用基盤に「BIGLOBEクラウドホスティング」を採用

 NECビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は18日、協立機電工業株式会社が、産婦人科向け医療システムの運用基盤にBIGLOBEのIaaS「BIGLOBEクラウドホスティング」を採用したと発表した。

 協立機電工業は、産婦人科に特化した予約・診察・会計システムなど、病院内の情報システムを提供しているエンジニアリング企業。ネット診療予約システム「iMedic」、胎児エコー動画配信システム「AngelMemory」といったソリューションを提供しており、従来は協立機電工業が自ら、サーバーの調達から構築・運用までを行っていた。

 しかし現在では、システムを導入している病院数が増加し、予約患者数やエコー動画数が急速に増えてきたことから、運用基盤の拡張が課題になっていたという。

 そこで今回、BIGLOBEクラウドホスティングを採用。システムを利用する病院、患者、動画データが増加しても、タイムリーにリソース拡張が行えるようにしたほか、BIGLOBEクラウドホスティングでは、月間サーバー稼働率99.99%以上のSLAを提供してため、信頼性が求められる医療機関向けサービスとしても、安心して提供できるとのこと。

 なお、患者データなど重要な個人情報を扱うiMedicでは、従来、70カ所の病院に専用ルータを設置してVPN環境を構築することで、協立機電工業の予約システムとのセキュアな通信を行っていた。BIGLOBEクラウドホスティングでは、「クラウドアクセスサービス(お客様指定回線)」により、既存VPNを利用したクラウド環境との接続を提供しているため、移行コストを抑えつつ、セキュアなクラウド利用を実現している。

石井 一志