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日商エレ、米Clustrixのスケールアウト型データベースアプライアンスを国内販売

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は18日、スケールアウト型データベースアプライアンスを提供する米Clustrixと国内代理店契約を締結し、同社の「CLX 4110」アプライアンスを販売開始すると発表した。なお、国内でClustrixと代理店契約を結んだのは、日商エレが初めてという。

 「CLX 4110」は、MySQLデータベースと互換性を持つスケールアウト型データベースアプライアンス。ノードを増設することで、リニアにデータベース容量と性能を拡張できる点が特徴で、パフォーマンスチューニングを行わずにクエリ処理の容易な高速化を実現するという。

 また、ノード増設を無停止で行えるほか、データベース増強時のシャーディング作業が不要であり、ノード増設時もアプリケーション側からは単一のデータベースサーバーに見えるため、アプリケーションのコード修正などは不要となっている。

 さらに、自動フォールトトレランス設計により、データ保全性を自動で担保する点もメリット。ハードウェア障害時の切り替え、切り戻しもシステム停止が不要なため、サービスをそのまま継続できるとのこと。

 アプライアンスは最小3ノードから導入でき、価格はオープン。日商エレでは、既存MySQL環境をすべて「CLX 4110」に集約することで、最大90%のTCO削減を実現するとしている。

石井 一志