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日本HPとフォーティネット、中堅・中小企業向けネットワークセキュリティで協業

両社製品を統合し仮想環境に最適な構成で提供

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)とフォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は17日、中堅・中小企業向けネットワークセキュリティソリューション分野で協業すると発表した。

 本協業に伴い、今後、日本HPのサーバーおよびネットワークスイッチ製品とフォーティネットのUTMアプライアンス製品を統合した新しいセキュリティプラットフォームを商品企画し、ソフトバンクBBをはじめとする両社の販売パートナーを通じて提供していく。これにより、ITインフラの導入コスト削減、運用コスト削減を実現し、中堅・中小企業のビジネスを支援するとしている。

 具体的に、サーバー仮想化環境におけるセキュリティ対策を推進。両社の製品を統合し、事前検証した新たなセキュアITソリューションを提供する。統合するのは、日本HPの「HP ProLiantサーバー」「HPネットワーク」、フォーティネットのUTM「FortiGate」および「FortiMail」「FortiAnalyzer」「FortiManager」のハードウェア/仮想アプライアンス。これらを仮想化環境に最適な構成とし事前検証を行い、推奨構成として販売する。

 また、ITシステム全体を考えたセキュアITシステムのガイドラインを作成し、新たなセキュアITソリューションの商品企画を共同で実施。フォーティネットの販売パートナーへの全体的な教育支援、市場認知度を向上させるためのマーケティング活動も共同で実施する。

川島 弘之