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OBCとサイボウズ、中小企業向け顧客管理ソリューションを提供

kintoneやデヂエと商奉行・蔵奉行を連携

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)とサイボウズ株式会社は12日、中小企業向け顧客管理ソリューションで協業すると発表した。OBCの販売管理システム「商奉行・蔵奉行シリーズ」と、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」、Web型データベース「サイボウズ デヂエ」を連携させる、「kintone for 奉行」「サイボウズ デヂエ8 顧客管理 for 奉行」をリリース。同日より、OBCの販売パートナーを通じて販売開始する。

 「kintone for 奉行」「サイボウズ デヂエ8 顧客管理 for 奉行」は、商奉行・蔵奉行とのCSV連携により、顧客情報をkintoneまたはサイボウズデヂエに連携することで、情報をWeb化する製品。担当者ごとに散在していた顧客情報を一元化できるため、情報管理の属人化を防げる点もメリットという。

 また、商奉行・蔵奉行の顧客情報以外にも、ユーザーが管理したい情報や履歴の項目を自由に追加・設計できるため、顧客対応状況の入力・閲覧や、過去のお問い合わせ履歴など、商奉行・蔵奉行を補完する情報の登録が可能になるとのこと。これにより、顧客情報の一元化や部署を越えた共有が可能になるので、情報管理の業務生産性が大幅に向上する。

 さらに、PCやタブレット、スマートフォンといったさまざまなデバイス環境に対応し、外出先からも顧客情報を自由に共有できる仕組みを提供する。

 両社では、顧客の利用形態にあわせて、クラウドサービスとして利用する企業にはkintoneを、社内にサーバーを設置して利用する企業向けにはサイボウズ デヂエを勧めていく考え。初年度の利用料は、kintone for 奉行が初年度の1ユーザーあたり1万345円(税別、300ユーザー以下)から、サイボウズ デヂエ8 顧客管理 for 奉行が10万円(税別、ライブラリ20個まで)から。

石井 一志