サイボウズのクラウドサービス「cybozu.com」と日本HPのSSOソリューションが連携

認証連携のイメージ

　サイボウズ株式会社と日本ヒューレット・パッカード株式会社（以下、日本HP）は8日、サイボウズのクラウド基盤「cybozu.com」と、日本HPが提供するWebシングルサインオン（SSO）ソリューション「HP IceWall SSO」が連携すると発表した。

　HP IceWall SSOは、さまざまな環境での認証連携を実現する、Web SSOソリューション。最新版の「HP IceWall SSO 10.0」では、認証連携を実現するオプション製品「HP IceWall Federation」を無償で使用できるが、これを利用することで、SAML 2.0によるクラウドサービスの認証連携を実現できる。

　一方のcybozu.comは、サイボウズが独自開発しているクラウド基盤。クラウド型グループウェアサービス「Office on cybozu.com」「Garoon on cybozu.com」や、クラウド型業務アプリケーション「kintone」などをこの上で稼働させている。

　このcybozu.comでは、2013年3月のアップデートでSAML 2.0を実装し、企業内のシステムとcybozu.comのクラウド環境とをSSOで連携可能になっていたが、今回、サイボウズと日本HPが共同検証を行い、cybozu.comとHP IceWall SSOが、SAML 2.0による認証連携を正常に行えることを確認した。

　これにより、一度HP IceWall SSOにログインするだけで、社内アプリケーションやcybozu.com、およびほかのクラウドサービスへ再ログインなしで利用できる、SSO環境を実現できるとのこと。