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NTTソフト、クラウドセキュリティ製品にログ管理機能を搭載

クラウドへのデータを自動暗号化する「TrustBind/Secure Gatewary」

 NTTソフトウェア株式会社(NTTソフト)は、企業向けクラウドセキュリティ製品「TrustBind/Secure Gatewary」にセキュリティ監査対応のログ管理機能を強化した新バージョンを8月1日に発売する。

 同製品は、企業がクラウドサービスに保存するデータをリバースプロキシ型で自動暗号化する製品。

 新版では、本製品を導入している企業のユーザーがクラウドサービスを利用する際のログを保存し、監査に必要とされる詳細な利用履歴情報を記録・保存するログ管理機能を強化した。これにより、「セキュリティインシデント発生時の追跡性の確保」「利用統計情報による業務状況のモニタリングや分析」「他システムとのログ突き合わせ」など幅広い用途においてログ情報を活用可能にする。記録されたログ情報を閲覧・検索・解析・レポーティングには、インフォサイエンスの統合ログ管理システム「Logstorage」を採用。

 また、クラウドサービスで提供されるWebサービスAPIに対応し、業務アプリや社内システムなどからのアクセスやシステム間連携によるデータ交換時に暗号化やログ記録が可能となった。まずはSalesforce.comのSOAP/REST各APIに対応し、順次対応サービスやAPIを拡大していく予定。

 そのほか、Webブラウザからの管理機能を提供。Webブラウザからの簡単な操作により、稼働状況の確認や設定変更などが可能となる。

利用イメージ

 今後、監査対応(ログ管理)だけでなく、クラウドサービスにセキュリティ基盤を提供するプラットフォームとしてさまざまな機能を充実させていく予定。具体的には、より強固な手段による利用者認証機能や、クラウドに最適化されたアクセス制御機能などを充実させる。

 価格は、月額1000円/月。

川島 弘之