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MSYS、輸出管理業務を支援するクラウドサービス「クラウド マンボウ」

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は4日、輸出管理業務支援クラウドサービス「クラウド マンボウ」を発表した。7月8日より提供開始する。

 「クラウド マンボウ」は、日本から海外へ輸出取引を行う企業などに向けたオンプレミス型の輸出管理業務支援ソフト「マンボウ(M・ANBOU)」を、クラウドサービスとして提供するもの。「マンボウ」が持つ、安全保障貿易管理に関する輸出品目・取引情報の一元管理と、審査書類の作成・申請・承認等の社内承認ワークフローをクラウド化した。最新版の「マンボウ」で追加されたスマートフォン/タブレット端末による承認・閲覧機能にも対応しており、機能面での違いは特にないという。

 企業は、ユーザー・組織情報の登録および内部規定(コンプライアンス・プログラム/CP)にのっとった承認フローの設定を行うだけで、輸出管理システムを利用でき、使用開始後に発生する、法令改正に伴う申請書式や法令データ変更など、さまざまなメンテナンス作業はMSYSが担当する。

 価格は、100ユーザーライセンスで月額18万円(税別)から。MSYSでは、構築・運用・保守のコストを削減できるクラウド型の特長を生かし、設備投資が困難な中堅・中小企業などを中心にサービスを提供する計画で、販売開始より1年間で1億円の売り上げを目指している。

石井 一志