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NTTドコモ、法人向け端末管理サービスにBoxToneのMDM技術を採用

 米BoxToneは28日、株式会社NTTドコモが提供する法人向けサービス「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」の強化・高度化のために、BoxToneのモバイルデバイスマネージメント(MDM)ソリューションが採用されたと発表した。

 NTTドコモの「ビジネスmoperaあんしんマネージャー」は、法人企業が契約している携帯電話に対して、端末へのロック、回線の利用中断、ホワイトリスト方式によるウェブアクセス制限など、さまざまな遠隔設定や制御をウェブから一元管理できるサービス。2006年にフィーチャーフォン向けサービスとして開始し、スマートフォン向けにも遠隔でのロックや端末初期化などの機能を提供していたが、BoxToneなどと協力することでAndroid OSレベルでの機能強化を行った。

 BoxToneの統合エンタープライズモビリティマネージメント(EMM)プラットフォームの一部である、BoxToneモバイルデバイスマネージメント(MDM)ソリューションにより、NTTドコモの企業顧客は、Google Androidデバイスおよび企業のリソースやデータにアクセスするアプリケーションのセキュリティ保護、構成、管理を行うことが可能になる。

 BoxToneのアラン・スナイダーCEOは、「日本企業やグローバル企業でGoogle Androidスマートフォンおよびタブレットが急速に普及したことで、企業のIT部門はセキュアなモバイルデバイス管理と全ライフサイクルにわたるエンタープライズモビリティマネージメントの必要性を認識するようになった。NTTドコモの信頼されるソフトウェアパートナーとして、これらの重要なソフトウェアサービスをNTTドコモの顧客に提供できることをうれしく思う」とコメントしている。

三柳 英樹