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パナソニック ソリューションテクノロジー、Web会議ソリューションに帯域自動制御機能を搭載

 パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社は18日、Web会議ソリューション「リアルタイムコラボレーション」を同日より機能強化すると発表した。帯域の自動制御により、ネットワークへの圧迫を防ぐ機能が追加されている。

 「リアルタイムコラボレーション」は、PCやタブレット端末から手軽にWeb会議を行えるソリューション。パナソニックグループにおける標準Web会議システムとして約10万人規模のグループ社員が利用しており、そこで培ったノウハウなどを生かしているという。

 導入形態としては、クラウドASPサービス(ASP版)のサーバーリソース共有型/専有型、オンプレミスサーバー版を選択可能。同時接続ID数などに応じた月額定額制の課金体系を採用しているので、月に何時間、何回使用しても定額料金で利用できる。

 今回の機能強化では、Web会議の利用によってネットワークに負荷がかかってしまい、ほかのシステムのパフォーマンスに影響をおよぼすことを防ぐため、帯域自動制御機能を追加した。この機能を有効にすると、あらかじめ設定したネットワーク利用帯域の上限値を超えない範囲で、Web会議の参加者数(表示する映像フレーム数)の増減に応じて、自動的に映像ビットレートが調整される。また、一定の音声品質レベルを保持するため、会議の途中でも音声が途切れず、スムーズな会議進行が可能になるとのこと。

 なお、この機能はASP版のサーバーリソース専有型、またはオンプレミスサーバー版で利用できる。

(石井 一志)