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キヤノンITS、Android端末に対応した法人向けの統合セキュリティソフト

 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は17日、マルチプラットフォーム対応の法人向け統合セキュリティソフト「ESET Endpoint Protection Advanced」と、ウイルス・スパイウェア対策製品「ESET Endpoint Protection Standard」を、7月1日より販売開始すると発表した。Windows、Mac OS、Linuxに加えて、今回よりAndroid対応プログラムを追加し、製品名称を変更して提供する。

 ESET Endpoint Protection Advanced(旧名称:ESET Endpoint Security)とESET Endpoint Protection Standard(旧名称:ESET Endpoint アンチウイルス)は、スロバキアESETが開発したエンドポイント向けのセキュリティソフト。法人向けであるため、クライアント管理用プログラム「ESET Remote Administrator」が提供されており、各プラットフォームの端末を一元管理できる。これを利用すると、クライアント端末から収集したログや設定情報の管理、レポート作成ができるほか、クライアント設定変更、オンデマンドスキャンなどを管理者が行うことも可能だ。

 対応するOSが広いのも特徴で、Windowsでは、Windows 2000、Windows XPといったレガシーOSから、最新OSのWindows 8、サーバーOSのWindows Server 2012 Standardまで、幅広い環境をサポート。Windows以外ではMac OS XやLinuxをサポートしていたが、今回はさらにAndroid 2.2~4.1の端末に対応した。

 なおESET Endpoint Protection AdvancedとESET Endpoint Protection Standardの違いは、不正侵入対策や迷惑メール対策が可能なWindowsクライアント端末向けプログラム「ESET Endpoint Security(Windowsクライアント用)」が利用できるかどうかで、それ以外に違いはない。

 価格は、利用するOSの種類にかかわらず、利用台数によって決まるシンプルな体系を採用しており、ボリュームディスカウントも設定されている。例として、企業向けの6~24ライセンスでは、1台あたりの新規価格が、ESET Endpoint Protection Advancedは5360円、ESET Endpoint Protection Advancedは3710円となる。

(石井 一志)